TALK SESSION - INTERVIEW トークセッション & インタビュー

いつものイベント会場では、来場者と出展作家、出展作家同士で交流がありますが、オンラインでもその雰囲気を再現できないかな・・・ということで、オンラインでトークセッション形式でのインタビューを開催しました。どんな風に作品を作っているのか、なぜその作品を作るようになったのか。知られざる制作のあれこれを聞いてみました。


  • 参加者: 午睡舎さん(らはちさん・ototoiさん) 鬼井 イモリさん
  • インタビュアー: 佐々木 瑞穂(BORDER!2020イベントディレクター) 山田 歩美(SHAKE ART!ライター)

CHAPTER 1 :午睡舎について

佐々木:作品の発想はどこから出てくるのですか?

らはちさん:基本的には深夜テンションですね。もともと言葉遊びが好きだったり、僕は数式が好きだったり。グッズに関してはそれぞれのフェチズムが反映されていると思います。深夜にそれぞれアイデアを出して共有してます。

佐々木:最近Twitterでお料理の写真をよく見ます

ototoiさん:元々恵文社さんにお声掛けいただいて、将来の夢としてカフェをやりながらデザインの仕事も続けていけたらというのがあったので、その修行に。

山田:どちらも料理されるんですか?

らはちさん:自炊の延長なんですけど…

佐々木:自炊がおしゃれ!!

らはちさん:これは頑張ってますよ!(笑)最近は喫茶の方の活動が多くて、受注的にデザインの仕事をしてます。

佐々木:午睡舎さんの出身大学はどちらですか?

らはちさん:京都精華大学です。コースは芸術学部の洋画コースです。

ototoiさん:私は漫画学部のカートゥーンコースです。位置付けとしては風刺画のコースなんですけど、絵本とか色々な描き方を学ぶコースで、縛りはなかったですね。

山田:ユーモアみたいなものを学ぶんですか?

ototoiさん:一枚でメッセージがあったらどんな描き方でもいいんですよ。国の擬人化した風刺画でも、言葉遊びのイラストでも。

佐々木:同じ大学でも学部が違うお二人がユニットを組むきっかけはなんだったんですか?

らはちさん:元々音楽サークルの同期で、卒業した後に二人でCDのデザインをしたんですよ。そのブックレットを作るときに架空の出版社名を作ろうってなって、たまたま昼寝って意味の「午睡」と出版社っぽい「舎」で「午睡舎」って名乗り始めました。

CHAPTER 2 :鬼井 イモリについて

佐々木:では次は鬼井さんです。鬼井さんはBORDER!に出展されてはないんですけど、SHAKEART!でイラストを寄稿していただきましたね。

鬼井さん:作風は大体ボールペンで描いて、パソコンで色つけるって感じです。

佐々木:超かっこいいですね

鬼井さん:人間を描くのが好きなんですけど、うさぎのキャラクターでラインスタンプを作ったりもします。キャラクターの絵は漫画にしてコミティアに売りました。今はイベントがないので無理なんですけど…あとはコスチューム作ったり、写真にイラスト描いたりしてます。これもグッズにしたいですね〜。

佐々木:ウチは漫画本二冊持ってるんで。鬼井さんは学年は一緒の友達なんやけど、大学で本人を認識するより前にTwitterで繋がってて、めっちゃ良い絵描く人がいるな〜と思ったらまじかよ同級生かよって。(笑)実際に本人を認識したのは結構あとだった。

鬼井さん:ありがたい!

CHAPTER 3 :午睡舎 × 鬼井 イモリ

佐々木:ここからは作家さんに対して同じ質問をしていきたいと思います。午睡舎さんはどういう時に創作意欲が湧きますか?

ototoiさん:急に波がくるよね、あとは映画観た後とか?

らはちさん:あるね。年取ってくると、自分からインプットしていかないと若い頃と違って感覚が麻痺してくるんですよ。めっちゃおじさんってわけでもないけど。(笑)どんどん感覚が変わっていく感じはあるので、映画とかで補完してます。制作をコンスタントにやっていく中で、インプットもコンスタントにやっていかないと難しいんだなって思いましたね。

佐々木:お二人はユニットですけど、グッズはそれぞれで作られているんですか?

らはちさん:一個テーマを決めて、描いて見せ合って「おもろいやん!」ってなったのをそれぞれが作っていく。出店の時に出すものがある程度統一感がある方が面白いかなっていうのがあるので、最初にテーマを決めます。どっちかが主体で動いてアイデアを横槍を入れていくスタイルです。

ototoiさん:一人でずっとかじりついてるとわからないところとかいっぱいあるので。

佐々木:鬼井さんはどうですか?

鬼井さん:私は大体転移行動って言って追い詰められた時は全く別のことをして逃げます。テスト期間になったら片付けしちゃうみたいな感じで。

佐々木:みんなそうなんちゃうかな…(笑)

らはちさん:「いまならめっちゃ良い絵が描ける気がする!」って、時間がない時に思うねんな〜(笑)

ototoiさん出先に限って思いついたり。

佐々木:開催側が言うのもあれなんですけど、正直イベント出すのってめっちゃ大変だと思うんです。出展者さんがどういう思いでイベントに出展されていくのか、この機会にお聞きしたいです!

ototoiさん毎回作家さんに関わることで視野が広がりますし、作家仲間が増えるのがすごく嬉しいですね。

鬼井さん:私もその場であった人と後々繋がることもあるので、出る前は準備とかすごくしんどいなって思うんですけど、出た後は行ってよかったなって毎回思います。

佐々木:作家さん同士で何か聞きたいこととかありますか?

鬼井さん:イベント出す時ブースにすごい悩むんですけど、コツとかありますか?

らはちさん:高さを出すと良いと思います。平らなところに置くより、橋を作ってその上に置くとかでも結構見た感じの印象も変わってきますし、あとはキャプションをしっかりめに作るとか?細部までこだわってるとお客さんも「ああ、こだわってはるなぁ」ってなってくれると思うので。鬼井さんはイラストですよね?

鬼井さん:そうですね。ポストカードとかトートバックとか。

らはちさん:ポストカードだったら平積みの他にクリップで留めて吊るすだけでも印象が変わると思います。(笑)

山田:午睡舎さんのディスプレイのこだわり好きです!

らはちさん:家にあるソファくらいのデケェ本棚を手で持って言ったのはバカだなと思います。(笑)

佐々木:細々としたもの+本棚も運んだんですね…!

らはちさん:そうですね。途中知らないおじさんが「これに積んで持っていき!」って言って台車貸してくれたんですよ。

佐々木・山田:優しい…

らはちさん:のちに高島屋でお菓子買ってお礼しに行きました。

佐々木:午睡舎さんから鬼井さんへ何かありますか?

らはちさん:さっきのカーペットがかっこよかったから、大きな壁に描いて欲しい…見たい!

鬼井さん:一回取り壊す予定の壁に描いたことがあるんですよ。壁の方が良いですね。床だと腰が痛くなって。

らはちさん:どれくらいの範囲を描かはったんですか?

鬼井さん:一畳分くらいでしたかね。誰に見せるものでもなかったですけど、楽しかったですね。

らはちさん:そういう奴が一番面白かったりしますよね〜板とかに描いて部屋中に貼るとかどうですか?囲まれてみたい。

鬼井さん:実は今描いてます。(笑)

らはちさん:あとはボールペンで描かれてるんですか?

鬼井さん:マンガ系の絵には絵の具は使わないですね。ボールペンとか鉛筆とか。

らはちさん:使い心地の良いペンとかあったりしますか?

鬼井さん:ボールペンは百均の0.5の太さの5本入りのやつがあって。クリックして使う奴はちょっとブレるんですよ。インクの種類が違うというか。フタの五本入りのペンがすごく描き心地が良くて。

佐々木:コスパ良すぎん?(笑) 午睡舎さんはいつも何で描かれてるんですか?

らはちさん:シャーペンで濃く描いたのをパソコンに取り込んでます。シャーペンとか鉛筆のアナログ感のあるカスレが好きなんです。そのカスレがインクとしてものに乗ってたりすると、本来鉛筆の線でないと見えないカスレが他の媒体でも見られるっていうワクワクがあって鉛筆の線をあえて使うこともあります。一発描きは緊張するので…鬼井さんは下書きしますか?

鬼井さん:ボールペンで描くときは大体アタリは取るんですけど、ほぼ一発書きですね。(笑)間違ったところはうまいこと誤魔化すみたいな。勢いで描いてます。

BORDER!2020

TALK SESSION - INTERVIEW
このサイトの情報は2020年8月におこなわれた第一弾の内容です。
秋には第二弾を予定していますので、お楽しみに!